©gotohanako art works/2018

2016年、各所で見られたLGBTのレインボーカラー、女性による反フェミニズム、世界中で話題となった米大統領選での初女性大統領への期待など、性の概念について思考する機会が多く見られました。

 

本作は、女性やマイノリティの人々を阻む見えない障壁の比喩である「ガラスの天井」というワードから派生し、「女性」のシンボルとしてヒラリー・クリントンにコスプレしてガラスを割る映像作品です。次々と素手でガラスを割りますが、実はガラスは全て飴細工で作られており、最後は割った飴を溶かしてキャンディに変えて舐めています。

 

「Love trumps hate.(愛は憎悪に勝る)」これはヒラリーが大統領選で掲げた標語です。ガラスを割るという一見暴力的な冒頭が、クッキングというシーンで平和に繋がります。一方で、自分を阻む壁を壊し栄養として還元することで、女性の母なる強さをシニカルに表現しています。多様化する性別の概念の中で、自身の性や揺らぐ「女性像」について問いかけます。

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Love trumps hate.

performance -2015