©gotohanako art works/2018

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my meridian line

performance-2017

UK,Royal Observatory Greenwich

当たり前に流れている時間や月日は誰が決めたのか、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。現代人は誰しもが厳密に定められた時刻や日付の中で、日々あらゆる場で設定されたスケジュールを意識して生活しています。

このパフォーマンスでは、イギリスのグリニッジ天文台を通る本初子午線(Meridian line)の上に寝転がって線を隠し、My meridian lineとだけ表記された白いTシャツの上に、一般の鑑賞者に新しく線を引いてもらうことで、0度の線を少しだけ歪ませています。どこかで勝手に設定された時間や、観光地化されて見るのにお金がかかる本初子午線。そんなジレンマを本初子午線を狂わせ、新しく描き、起き上がって自由に外へ連れ出すことで、時間や日付の概念からの脱出を図っています。

 

しかし、時間や月日の設定がない世界は不便でならないことも容易に想像がつき、誰かが設定してくれたものを当たり前に利用させてもらいながら生きているとも考えられるでしょう。脱出を試みながらも、世界のどこにいっても時間や日付は私についてまわるという事実が、表裏一体にTシャツに反映され、対立する二重の真実が展開されています。