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これは、架空のマッチングアプリと架空の人物たちのインスタレーションです。
AIで生成された実存しない架空の誰かが、マッチングアプリの要領でマッチしたりスワイプされたりスーパーライクされたりしてアプリを楽しんでいます。自動で動く端末とエアドールは、操作している側も虚像であるという状況を再現しています。
また、展示されている写真はマッチングしてカップルになった人々のイメージですが、
互いに実存もしなければ、カップルであることも幸せそうなデートの様子も全く架空のものということになります。
顔の部分でくり抜かれたディスプレイには実存しない人々の顔が代わる代わるに映し出されます。
現実世界では、今も1秒に2組がマッチングしています。若者の多くがマッチングアプリを利用しています。
把握しきれない数々の実存する人々の存在と存在しない架空の人々をどう捉えられるでしょう。
バーチャルな世界と現実との境界や、実存と本質について思考をめぐらせてください。
咀嚼
performance -2015
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